第29回 言語・音声理解と対話処理研究会 (SIG-SLUD)

日時: 2000年6月16日(金)
場所: ATR知能映像通信研究所 会議室
   (〒619-0288 京都府相楽郡精華町光台2-2)

<10:40--12:00>

(1) 括弧の意味論
    木村 大治 (京都大学)
    …週刊誌の見出し等にやたら見られる括弧(「」)の意味作用に関する
      疑問を出発点に,談話へのタグづけにおける意味生成,その結果引
      き起こされるタグづけ自体の困難性について考察する。

(2) 音声対話情報検索システムにおける想定外の発話の分析とその対処
    安達 史博, 駒谷 和範, 河原 達也 (京都大学)
    …音声対話情報検索システムを用いて収集した、一般ユーザの発話の
      分析結果と知的応答の方法を述べる。

<12:00--13:00>
    昼休み・連絡委員会

<13:10--14:30>

(3) 「Ontology Extraction- Maintenance Systems」に向けて
    緒方 典裕 (大阪大学言語文化部)
    …オントロジー情報抽出のため、オントロジー情報と、それに関係し
      た表現の型理論による仕様記述と非単調な型推論系を提案、部分的
      実装を行う。

(4) 自律型音声対話システムによる対話データの自動収集
    田本 真詞, 川森 雅仁, 相川 清明 (NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
    …オープン環境での対話を目的に設計された対話コンピュータの概要
      と自動収集された対話におけるクリティカルフェーズ(対話進行を
      左右する局面)分析

<14:50--15:30>

(5) 日本語を外国語として学習する成人の促音処理について
    山根 麻紀 (県立新潟女子短期大学)
    …コンピュータで促音部を合成した両義的な語(いた・いったの)の
      日本語話者・英語話者の処理パターンを報告する。

<15:50--16:50>
    ATR 音声言語通信研究所・知能映像通信研究所 見学